2017年10月19日

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当しているポールです。
今回は RING のバージョン体系、ナンバリングに関するものです。最近になって、微妙な変化がありました。

以前の RING 6, RING 7 のバージョン体系は、「3ケタ+hot fix 番号」といった表記でした。(ケタという言葉は算数的に適切ではないのですが、個人的にはしっくりくる説明なので、御容赦ください)

  • RING 6
    • 6.0.0~6.3.0: 6.?.0.hf? (左から3ケタ目が 0 で固定、hf は hot fix の略)
      • 例: 6.3.0.hf6
    • 6.4.0~6.4.3: 6.4.?.hf?
      • 例: 6.4.3.hf13
  • RING 7
    • 7.0.0~7.1.0: 7.?.0.hf? (左から3ケタ目が 0 で固定、hf は hot fix の略)
      • 例: 7.1.0.hf1

これが RING 6.4.4.0 および RING 7.2.0.0 から、4ケタのバージョン表記に変わりました。なお(カッコ)内の記述は、私の理解に基づいた補足です。

  • W.X.Y.Z
    • W = Major release number (RING 6, RING 7 の数字に繋がる番号)
    • X = Minor release number (Major release の範囲で機能追加があった場合に変わる番号)
    • Y = Maintenance number (機能修正を含むリリースで定期的に番号が増えるのはこのレベルまで)
    • Z = Patch release number(必要な機能修正のため不定期に番号が増えるレベル)

W,X,Y については、それぞれに設定された期間を目安に計画的にリリースされていくようです。Z に関しては特に期間が設定されず、顧客環境での事象やセキュリティ対応などの必要に応じて順次リリースされていくようなので、以前の hot fix の位置づけに近いものになります。また、機能追加は W, X が変わる場合に限定されます。RING 6 は予定していた機能がすべて実装済みの LTS (Long Term Support) に 6.4 から移行しているため、今後も 6.4 より下の Y,Z だけが変わっていきます。RING 7 は最新が 7.2.0.0 ですが、まだ LTS には移行していないため、機能追加があれば 7.3.0.0 がリリースされることになります。

RING が動作する Linux 環境は、構成要素である各パッケージの更新がそれぞれのタイミングで発生するため、いわば日々変化していきます。RING を新規に導入する場合は、その時点で最新の Linux 環境が用いられるケースが多く、時には Linux 環境の変化に合わせるための RING 側の修正も必要になります。そのあたりは Y,Z のあたりで対応していくのだろうと想像しています。

微妙な変化ではありますが、新機能がどのバージョンで実装されたのか、セキュリティ対応でこのバージョンがリリースされた、といった説明の場では非常に重要な意味を持つのが製品のバージョン体系ですので、ざっと整理してみました。

今回のブログは短めですが、以上になります。
今後も Scality RING に関する内容をブログ記事にしていきますので、ご期待ください。

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投稿者: ポール

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当。ストレージ業界の知り合いからはポールと呼ばれているが、本人も由来はよくわからない。得意領域はデータベースとストレージ。