2017年8月17日

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当しているポールです。
7月に RING 7 が Scality 社よりリリースされ、弊社池田も関連のブログを既に書いていますが、私からは(相変わらずの)軽めのネタとして、RING 7 のコードネームについて掘り下げてみようと思います。

私の過去のブログにも書いていますが、J・R・R・トールキン原作の『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings: 指輪物語)に関連する名詞がアルファベット順に、Scality 社によって歴代のコードネームに選ばれています。アルファベットの A で始まる Aragon(アラゴルン)から始まり、RING 5 では Lorien 、RING 6 では Mithrandir 、今回の RING 7 で Numendil まで到達しました。

RING 5 以降のコードネームについて、それぞれの指輪物語での意味を調べてみます。

バージョン コードネーム 意味
RING 5 Lorien Lothlorien が正式名称のようですが、中つ国にあるエルフの国の名前
RING 6 Mithrandir 中つ国のエルフが用いる言語での、ガンダルフの呼び名
RING 7 Numendil これ、映画にでてきたキャラクタの名前でしょうか???

ということで、『ロード・オブ・ザ・リング』の映画3部作を公開当時に見ていたはずの私にもパッと思い出せない名詞がでてきました(とはいうものの、公開当時は既に一昔前なので記憶も相当曖昧だったりします。今さら映画を見直す気力もありません)。

気になって眠れなくなりそうなので、私なりにインターネット検索で調べてみました。検索すると、英語でも日本語でも、トールキンの世界を解説してくれるサイトが多数ヒットします。

・・・はい。どうやら、かなり複雑な説明が必要になるので、精密な説明は断念し、私なりに要約します。

Numendil (ヌーメンディル)は Andunie(アンドゥーニエ)の17代目の領主、という説明が見つかりました。どうやら人間のお偉い様なので、映画に出てくるアラゴルンのご先祖様なのだろうと推測できますが、どのくらい世代が離れているのか皆目見当がつきません。(なので、Numendil が『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきているわけがないです)

Numendil の子供が Amandil、その子が Elendil で、Elendil が中つ国に作られたアルノールとゴンドールの初代国王になるのだそうです。この家系は、トールキンの描いた世界ではヌーメノール人(もしくはドゥーネダイン)と呼ばれる、通常の人間より3倍程度長い寿命を持つ人々なのですが、Elendil からその先30世代を超す家系図(!)を辿っていくと、末端に、映画の最後で王になるアラゴルンが出てきます。

Numendil に話を戻します。トールキンが描いた世界では、Numendil が領主であった Andunie というのは、その世界の神に相当する存在が、通常の人間より3倍程度の寿命を持つ人々(=ヌーメノール人)に対して褒美に与えた島国(=これをヌーメノールと呼ぶ)の中にある、1つの都市を指すのだそうです。なので、Numendil が Andunie の領主であった時代にも、島国全体であるヌーメノールの王が別にいました。両者の家系を辿ると元は同じ起源であるため、Andunie の領主はヌーメノールの王と「並び立つ」存在と位置づけられていたようです。日本の歴史でこの血縁関係を例えるならば、徳川将軍家と御三家の関係が想像しやすい例だと思います。Numendil の家系は御三家の側になります。

まとめると、Numendil は王ではないものの、王と並び立つ存在であった、アラゴルンの遠い祖先にあたる人物、ということになります。

Numendil についてはこのくらいで調査を終わりにしますが、これまでの流れから、RING 8 のコードネームは O (オウ)で始まるものが採用されるはずです。開発は既に進んでいるでしょうから、何が選ばれているのか気になるところです。とはいえ Scality 社の内部情報ですので、弊社も製品のリリースまではわかりません。近年の RING の歴史を振り返ると約1年で新しいバージョンが出てきていますので、来年の今頃を楽しみにしていただければと思います。気になる方は海外のトールキン解説サイトの用語集などを見ながら、ぜひともコードネームの予想を立ててみてください。今回は技術的な要素が極めて少ない内容になってしまいましたが、本ブログでは今後も引き続き、RING 7 での検証結果などを載せていく予定です。

本ブログの情報につきましては、自社の検証に基づいた結果からの情報提供であり、
品質保証を目的としたものではございません。

投稿者: ポール

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当。ストレージ業界の知り合いからはポールと呼ばれているが、本人も由来はよくわからない。得意領域はデータベースとストレージ。