2016年4月21日

はじめまして。データソリューション技術グループの池田です。私は、当社取扱いのCluster StorageであるEMC社Isilonをはじめとしてストレージ製品全般のサポート、技術支援、新製品の採用等を担当しております。今回は、当社のポールより数回の投稿がありましたが、Scality RINGの最低限のハード構成についてご説明させて頂きます。

Scality RINGはLinux(多くはCentOSで使用されるそうです)上にソフトウェアをインストールすることでストレージの機能を提供しますが、x86サーバを利用することから気になるところは、どの程度のハードウェアを用意すればよいのか?ということではないでしょうか。

Scality RINGは構成要素として3つに分類され(ストレージノード, コネクタ, スーパーバイザ)、それぞれハードウェア要求は以下となります。※メーカ資料より抜粋。


StorageNode

【出所】Scality社提供資料より(RING Version5.xを前提としたもの)

ストレージノードは、ユーザデータを格納する領域となります。ファイルシステム(CIFS,NFS,Fuse等)のプロトコルを利用する場合には、メタデータ保存用にSSD領域が必要となります。弊社PoC環境では小規模構成を満たす構成としており、データ領域用のHDDを12本、メモリは64GBで構成しています。


Connectors

【出所】Scality社提供資料より(RING Version5.xを前提としたもの)

弊社環境は推奨構成を満たす構成で構成しておりますが、弊社の検証からの見解としては最近のCPUでも2ソケット分の性能は必要です。また、ScalityRINGはコネクタ側にてデータの分散を計算しストレージノードへデータを送りますので、NICは10GbE以上が必須と考えます。



Supervisor

【出所】Scality社提供資料より(RING Version5.xを前提としたもの)

弊社環境では当初物理での構成を考えておりましたが、現在は仮想サーバで運用しております。大規模な環境では推奨構成のような構成も必要と思います。また、スーパーバイザはインストール時を含め比較的多くのログを出力しますので、Diskは少しゆとりがあると構成の方が良いです。


3つの要素のうち、たとえばUIやログの出力等を確認したい場合はすべて仮想サーバで構築することも可能です。その場合には、仮想サーバであれば、CPUは1ソケットで良いですが、メモリ6GB以上、OS領域は30GB以上を用意されると良いです。メモリ、OS領域ともに限界までもう少し削れるかもしれませんが、インストール自体に失敗することが多くなります。また、実際にパフォーマンスの検証を行う場合には、ストレージサーバは物理であることが必須となります。

最後に、インストールに必要なリポジトリは公開されておりませんので、実際にパフォーマンスにご興味がある方は、弊社までご連絡ください。

 

関連リンク:Scality RING の検証環境

本ブログの情報につきましては、自社の検証に基づいた結果からの情報提供であり、
品質保証を目的としたものではございません。

投稿者: 池田

主にストレージ関連のお仕事をしております