2016年4月14日

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当しているポールです。

今回のブログでは、ブロードバンドタワーで用意している、Scality RING の検証環境(または PoC:Proof of Concept 環境) についてご紹介します。

Scality RING で性能検証を行うには、HDD とSSDを相応な本数搭載した Storage Node Server 用途の x86サーバが、最低でも6台必要です。一般的な 1U サーバでは内蔵可能なドライブ数が8本と少ないため、2U もしくは 4U のサーバを選ぶのですが、この規模のサーバを性能評価のために同一スペックである程度の台数揃えるのは、借用品やレンタルを駆使してもかなり大変です。

仮想サーバであれば機材準備の敷居は下がるのですが、Storage Node Server を仮想サーバで用意してしまうと評価結果から導入環境の性能を見積もることが難しくなりますので、ストレージ機能の動作やアプリケーションからの接続を確認する目的でのみ、お勧めしています。

以上の背景から、ブロードバンドタワーでは予め RING 評価用の x86サーバを複数、自社データセンター内に用意しており、お客様のニーズに合わせて物理環境もしくは仮想環境で構成をカスタマイズしたうえで、リモートからご利用できるようにしています。検証環境は無料でお使いいただけます。

2016年4月時点で用意しているx86サーバは次のスペックです。

  • Storage Node Server :12台
    • CPU:Intel Xeon E5-2630L v3 @1.80GHz 1 ソケット
    • Memory:64GB
    • SSD:800GB 1ドライブ
    • HDD:1TB 7.2k rpm 12 ドライブ
  • Connector Server or Supervisor :5台
    • CPU:Intel Xeon E5-2630 v3 @2.40GHz 2ソケット
    • Memory:32GB
  • Network :以下から選択
    • 10Gb Ethernet
    • 40Gb Ethernet

Storage Node Server については、12台を6台ずつに分けて、2環境を異なるお客様に同時に貸出できるようになっています。もちろん、12台で1つのRINGを構成することも可能です。

40Gb Ethernet についてはメラノックステクノロジーズジャパン社の協力で機材を用意しています。全てのサーバで 40GbE NIC を搭載しているわけではないのですが、10GbE ではネットワーク帯域が不足しがちなアプリケーションと RING を組み合わせたテストを行うことが可能になっています。

その他の特色としては、次のものがあげられます。データセンターとネットワーク技術を融合させたソリューションを強みとする、ブロードバンドタワーならではのものです。

  • 検証環境にはインターネットからアクセス可能なため、利用時にデータセンターの機材設置場所までお越しいただく必要はありません。
  • お客様のお手持ちの機材をデータセンターに持ち込みいただき、検証環境の RING と接続させて評価を行うことも可能です。

検証環境の利用申請について説明します。実はさほど難しいものではありません。ブロードバンドタワーの営業担当が訪問させていただいているお客様であれば、営業担当にその旨をお知らせください。そうではないお客様の場合は、ブロードバンドタワーのホームページにあるフォーム ( BBTowerへのお問い合わせ )からお問い合わせください。内容を確認させていただいた後に、営業担当より連絡をさせていただきます。

なお、競合ベンダーもしくはそれに類する団体からの利用申請については、利用をお断りさせていただく場合がありますので、予めご了承ください。

Scality RING は、従来の SAN/NAS ストレージとは異なる特性を持つストレージのため、具体的な用途に適合しているかを事前に動作検証していただいたうえで、スムーズな導入に繋げていきたいとブロードバンドタワーでは考えています。Scality RING 並びに弊社の検証環境にご興味をお持ちでしたら、ぜひ、ブロードバンドタワーへお問い合わせください。

本ブログの情報につきましては、自社の検証に基づいた結果からの情報提供であり、
品質保証を目的としたものではございません。

投稿者: ポール

ブロードバンドタワーで Scality RING を担当。ストレージ業界の知り合いからはポールと呼ばれているが、本人も由来はよくわからない。得意領域はデータベースとストレージ。